堂場瞬一さんの「帰還」。ほぼ一年前に文藝春秋から発行された本です。
帯を見てわかるように、三重県が題材になっています。
主な舞台は四日市市なのですが、津市や鈴鹿市も出てきてますし、結構リアルに記述されています。蜂蜜まん、塔世橋、岩田川、津駅の構造など、実際に津まで来て取材したことがわかります。
内容は全国紙の四日市支局長が事故死したところから始まります。死亡した記者の同期で、新人時代に津支局に配置された残りの3名が、死亡原因を調べる話です。
この中で母校と思わしき高校が「津中央高校」として出てきます。その同窓会は「中勢会」というのですが、それとは別の会が存在する・・・?
あとはネタバレになりますので、本を手にとってください。
文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ