前回、白子のうどん屋さんに少し触れましたが、今回は津のうどん状況について書きましょう。
50年以上前、津でうどんと言うと、定食や丼、あるいは寿司などを扱う大衆食堂で食べるような感じでした。うどんを食べに行くと言うよりは、「今日のお腹の具合からうどんにしとこうか」というような選択で食べていたような気がします。
麺は製麺所から仕入れていたのではなかったでしょうか?コシにはあまり縁のない麺が多数派だったと思います。

写真1
そんなところに50年近く前の津に現れたのが「うどんの幸助」でした(写真1)。
店内で麵を打ち、それが客席から見える、麵打ちパフォーマンスを最初に行った店でした。そして、うどんのコシという概念を津市民に植え付けたのもこのお店ではなかったでしょうか?
一時期は津駅前と津新町駅前にも支店を出していましたが、今は大門の本店だけの営業です。とはいえ、行列ができる人気は今でも健在です。

写真2
営業時間は11時から15時まで。お昼のみの営業です。
名物は味ご飯と素うどんがセットになった幸助定食。600円とお値段もお得感満載です。
今回は健康にも気を付けて冷たいサラダうどんをセレクトしましたが、これも600円です(写真2)。
幸助の人気を受けて、市内にもうどん専門店が増えてきました。

写真3
写真3はそのようなお店の一つ、半田の津工業高校前にある「手打庵」のカレーうどん。
このお店はカウンター席のみで10人くらいしか入ることが出来ませんが、ここもお昼時は行列ができます。
個人的にはカレーうどんが好きですが、肉うどんや鶏南蛮も捨てがたい、そして天巻(えび天の海苔巻き)もお勧めです。
駐車場も少ないので、隙を見つけて訪ねるのがコツでしょう。
蛇足ですが、天巻を最初に作ったのは津ではないかと思われます。

写真4
乙部にあった天ぷら専門の「つた」というお店で作ったのが始まりと、今は亡き大将が言ってました。
写真4は結城神社近くの「富士屋」、名物明太子卵とじうどんです。
つい最近、ほぼ同じ場所でリニューアルオープンしたばかりです。
元々は柳山の阿漕塚門前で寿司と定食のお店をしていましたが、30年ほど前に結城神社前に移転し、そのころからうどんがメインで寿司も出すお店に変わりました。
ここも人気店で、やはりお昼時は待ち時間が出ます。このお店も天巻が美味しいですね。
手打庵も富士屋も店内で製麵、特に手打庵はカウンター席の真ん前で麺を打つ大将を見ながら麵をすすることになります。
他にも紹介したいお店がありますので、それはまた次回をお楽しみに。
文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ