津市中心部を抜けて伊勢方面へ。旧参宮街道は、以前にもこのコラムで紹介しましたが、伊勢電鉄~近鉄伊勢線~廃線後は近鉄道路になり、高茶屋から松阪へと向かいます。
とはいえ、実際の参宮街道は、藤方の交差点あたりで近鉄道路の西側を南へ向かうようになっています。

写真1
高茶屋へ向かう手前、垂水になると、西側には小高い山(丘陵)があり、里山の雰囲気を醸し出しています。
そこにあるのが東雲寺という由緒あるお寺です(写真1)。
階段を登るのに多少苦労はしますが、草花がきれいなお寺です。
参道の途中からは伊勢湾が一望にもなります。
東雲寺からさらに南へ進み、相川を越えると高茶屋になります。
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ここにも参道がやや厳しい階段となっている高茶屋神社があります(写真2,3)。
藤方・垂水からこのあたりまでは古い町並みが残っています。
さらに進むと高茶屋の中心地、JR高茶屋駅がある小森上野町に出ます。
このあたりの23号線沿いにはイオンモール津南(旧サンバレー)をはじめ多くのロードサイド店が並んでいます。地方の新しい町並みとでも言うのでしょうか。

写真4
元へ戻り、近鉄道路と23号線が交差する藤方交差点のすぐ近く、藤方北交差点から少し北にはいると、市内なのに牧場(畜舎)があります(写真4)。
鈴木牧場といい、少なくとも100年以上前からこの地で牛を飼い、牛乳を卸している牧場です。
とはいえさすがに市内での牧場経営は難しいようで、近年、美杉の竹原に新しく牧場を得たようです。
そこでは山地酪農という、牛小屋もない完全放牧方式で牛を飼い、自然の野草を牛が食べ、出した糞尿は肥料になるという循環農業を行っています。
自家製の「鈴木牧場チーズハウス野の歌」というブランドもあり、通信販売も行っています。お好きな方は一度お試しあれ。
文・写真/ふるさと通信員・テツじゃ